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4月25日のニュース

原発 電源の相互供給体制整う

東京電力は、福島第一原子力発電所が地震や津波に見舞われても電源が長時間失われないよう、1、2号機の電源と5、6号機の電源をケーブルでつなぐ工事を25日午後、完了しました。
これにより、福島第一原発は、すべての外部電源を1号機から6号機まで相互に供給し合える態勢が整いました。   
福島第一原発と第二原発では、先月11日の震災で外部電源が遮断され、特に第一原発では1号機から6号機まで合わせて13台あった非常用のディーゼル発電機すべてが津波で止まりました。
さらに今月11日の余震では外部電源が一時遮断され、1号機から3号機の原子炉を冷やす水の注入が50分余りにわたって止まりました。
こうした事態を避けるため、東京電力は、第一原発に外部から来ている3つの系統の電源について、どれかが遮断されても別の系統を使って冷却機能を維持できるように態勢を見直しています。
25日は、1、2号機に来ている電源と5、6号機に来ている電源をケーブルでつなぐ工事を行いました。
この工事に伴って、1号機と2号機、それに5号機が数時間停電しましたが、いずれも大きな問題はなく、25日午後6時半ごろ作業を完了したということです。
1、2号機と、3、4号機をつなぐ工事はすでに19日に終えていて、25日の工事により、福島第一原発は、すべての外部電源を相互に供給し合える態勢が整いました。

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