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4月22日のニュース

東電福島第一原発構内 汚染がれき撤去開始

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東京電力福島第一原子力発電所では、高濃度の汚染水と同様に、放射性物質に汚染されたがれきが復旧の妨げとなっていて、東京電力は22日、放射線量が特に高い3号機の原子炉建屋の周辺などで、がれきの撤去を本格的に始めました。
福島第一原発では、1号機や3号機の水素爆発などによって飛び散ったとみられる汚染されたがれきが、構内の至る所に散乱し、高濃度の汚染水と同様に復旧の妨げとなっています。
東京電力は6日から、無線などで遠隔操作できる重機を使って、汚染されたがれきの撤去を進めてきましたが、1号機から4号機の原子炉建屋の周辺は手つかずのままです。
このうち3号機の原子炉建屋の周辺では、1時間当たりの放射線量が、今回の事故が起きるまで原発作業員の緊急時の被ばく限度とされていた100ミリシーベルトを超えるところもあり、近くで長時間の作業ができずに、爆発による建物や設備の損傷を詳しく調べられないままでした。
このため東京電力は、原子炉建屋の復旧を進めるためには、がれきの撤去を急ぐ必要があるとして、22日、3号機に加えて1号機でも原子炉建屋の周辺でがれきの撤去を始めました。東京電力は、構内に散乱する汚染されたがれきの撤去を7月ごろには終えたいとしていますが、撤去したがれきの処分の場所や方法は今のところ決まっておらず、今後の課題として残ることになります。
一方、汚染されたがれきと同様に復旧作業の妨げとなっている高濃度の汚染水のうち、2号機の「トレンチ」と呼ばれるトンネルにたまった汚染水を「集中廃棄物処理施設」に移送する作業は、22日も続けられました。
22日午後6時の時点では、「トレンチ」の水位は地上の出口から87センチと、移送前よりも7センチ低下し、東京電力は、これまでのところ、汚染水が漏れるなどのトラブルはないとしています。

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