東京電力 福島第一原発事故 関連ニュース

4月20日のニュース

地下水の放射性物質 ほぼ横ばいか減少

  • 1号機
  • 2号機

東京電力福島第一原子力発電所では、1号機や2号機の地下水から比較的高い濃度の放射性物質が検出されましたが、18日の調査では、濃度はほぼ横ばいか減少したことが分かりました。
東京電力は、タービン建屋などの高濃度の汚染水が地下水に漏れ出しているおそれは少ないとみていますが、引き続き監視を続けるとしています。
福島第一原発では、1号機や2号機の地下水を集める「サブドレンピット」と呼ばれる施設で、今月13日、最大で1cc当たり610ベクレルの放射性のヨウ素131が検出されるなど、放射性物質の濃度が1週間前に比べ大きく上昇したことから、地下水の調査の回数を増やして監視を強めています。
東京電力によりますと、18日の地下水の調査では、ヨウ素131が1cc当たり、▽2号機で450ベクレル、▽1号機で43ベクレル、検出されました。
これは、濃度が上昇した今月13日の調査結果と比べ、2号機で4分の3近く、1号機で10分の1余りに、それぞれ減っており、ほかの放射性物質もほぼ横ばいか減少しています。
東京電力は、タービン建屋の地下などにある高濃度の汚染水が地下水に漏れ出しているおそれは少ないとみていますが、引き続き監視を続けることにしています。

4月20日のニュース一覧