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4月7日のニュース

土壌検査で高い値のセシウム

福島県が県内の70か所の農地で採取した土を分析したところ、最も多い場合で通常の土壌に含まれる濃度の150倍の放射性セシウムが検出されました。
福島県では、こうした地域の農家に対して、農作業を見合わせるよう呼びかけるとともに詳しい検査を行うことにしています。
この検査は、福島第一原子力発電所の事故を受けて、福島県が先月31日から今月1日にかけて行ったもので、水田や畑、果樹園など県内の70か所で土を採取し、放射能の強さが半分に減るまでの期間を示す半減期が長い放射性セシウムの濃度を分析しました。
その結果、最も高い値だったのが、▽飯舘村の1か所で、1キログラム当たり1万5031ベクレルと、通常の土壌に含まれる濃度のおよそ150倍でした。
このほか、▽飯舘村の1か所、▽大玉村の2か所、▽川俣町の1か所、▽本宮市の2か所、▽二本松市の1か所、▽郡山市日和田町の1か所、それに▽伊達市月舘町の1か所ではおよそ100倍から30倍の濃度の放射性セシウムが検出されました。
福島県では、これらの地域の農家に対して農作業を延期するよう呼びかけるとともに、さらに詳しい検査を行い、今月12日までに結果を公表したいとしています。

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