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4月6日のニュース

飯舘村 妊婦や乳幼児の家庭 希望あれば避難も

福島県飯舘村では、福島第一原子力発電所の事故の影響について、妊婦や乳幼児がいる家庭から不安の声が寄せられているため、福島県と飯舘村は、こうした家庭の中で、希望する人については、一時的に福島市に避難させる方針を固めました。
福島第一原子力発電所の事故の影響で、飯舘村では、県内のほかの地域に比べて屋外の放射線量が高く、妊婦や乳幼児がいる家庭などから不安の声が寄せられています。
このため、福島県と飯舘村は、村の妊婦や乳幼児がいる家庭のうち希望する人については、村の外に避難させる方針を固めました。
これまでのところ避難の対象になるのは、妊婦と3歳未満の子どもとその保護者1人です。
飯舘村によりますと、避難先は福島市内の旅館やホテルが有力で、避難する期間は当面、2か月ほどを予定しているということです。
この方針について、飯舘村は、6日午後からさまざまな集会で村民に説明するとともに、今月12日の村議会で理解が得られ、予算措置が行われれば、13日から避難を始めたいとしています。
また、福島県は「不安を感じている妊婦や乳幼児に安心してもらうため、希望者には避難してもらうことにした」と話しています。

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