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4月5日のニュース

薬剤を注入“流出量は減少”

東京電力・福島第一原子力発電所2号機の「ピット」という施設で続く、汚染された水の海への流出を止めるため、東京電力は、5日午後、「水ガラス」と呼ばれる特殊な薬剤を注入する作業を行いました。
東京電力は、流出する水の量については、減っていると考えられるとしています。
福島第一原発2号機のピットと呼ばれる施設から海に向けての、高濃度の放射性物質を含んだ水の流出は、見つかってから3日がたっても止まっていません。
東京電力は、これまでに、コンクリートを流し込んだり、ピットにつながる配管に水を含むと膨張する「吸水性ポリマー」を投入したりしましたが、目立った効果は上がりませんでした。
このため、東京電力は、汚染された水が、配管の亀裂などから下にある石を詰めた層にしみだし、それがピットを通じて海に流れ出しているとみて、新たに穴を掘って石を詰めた層に白い粉末を流したところ、ピットから白い水が流れ出し、流出経路の可能性が高まったということです。
これを受けて東京電力は、5日午後3時ごろから、「水ガラス」と呼ばれる特殊な薬剤を1500リットル、石を詰めた層に流し込み、水の通り道を塞ぐ作業を行いました。
東京電力によりますと、流出する水の量については、減少が見てとれるということで、さらに1500リットルの水ガラスの注入を行うということです。
また、東京電力は、海に流れ出た水が周辺に拡散するのを防ぐため、防波堤の崩れた部分に止水板を設置することを検討しているほか、ピットからの水が流れ込んでいる2号機の取水口付近などの海中に、「シルトフェンス」と呼ばれるカーテン状の覆いを9日にも設置する計画です。
一方、原発のタービン建屋では、汚染された水を取り除くための作業も続けられています。
取り除いた水をためる復水器を空にする作業は、1号機、2号機に加えて、近く3号機でも始まる予定で、いずれも復水器が空になりしだい、作業の妨げとなっている高濃度の放射性物質に汚染された水を、排水する計画です。

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