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4月2日のニュース

大気の放射線量 減少か横ばい

各地の自治体で、2日、これまでに観測された大気中の放射線量は、ほとんどの地点で減少か横ばいとなっています。
2日午前0時から午後3時までの各地の観測によりますと、福島県では、福島第一原子力発電所から北西に65キロほど離れた福島市で午前1時に1時間当たり2.84マイクロシーベルト、郡山市では午前6時などに1時間当たり2.38マイクロシーベルトと、震災の前に観測されていた通常の値よりも高い放射線量を計測しました。
また、南相馬市では午後2時などに1時間当たり0.91マイクロシーベルト、いわき市では午前6時などに1時間当たり0.62マイクロシーベルトと、通常の値よりもやや高い放射線量を計測しました。
茨城県では、北茨城市で午前9時20分などに1時間当たり0.56マイクロシーベルト、水戸市で午前4時などに1時間当たり0.18マイクロシーベルト、宮城県の仙台市で正午に1時間当たり0.08マイクロシーベルトと、いずれも通常よりやや高い数値を計測しました。
また、栃木県の宇都宮市や群馬県の前橋市、神奈川県の川崎市と横須賀市、それに茅ヶ崎市、東京の新宿区、さいたま市、千葉県市原市のそれぞれの観測地点などでも、通常よりもやや高い数値を計測しました。
しかし、大気中の放射線量はほとんどの地点で減り続けていて、これらの数値の放射線を浴びたとしても、健康に影響が出るレベルではないということです。
一方、札幌市、青森市、秋田市、岩手県の盛岡市、山形市、静岡市、新潟県の柏崎市、甲府市、長野市などでは、引き続き通常より高い放射線量は計測されませんでした。

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