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3月31日のニュース

大気中放射線量 減少か横ばい

各地の自治体で、31日午後3時までに観測された大気中の放射線量は、ほとんどの地点で、減少か横ばいとなっています。
31日午前0時から午後3時までの各地の観測によりますと、福島県では、▽福島第一原子力発電所から北西に65キロほど離れた福島市で、午前2時に1時間当たり2.94マイクロシーベルト、▽郡山市では、午前0時に1時間当たり2.58マイクロシーベルトと、震災の前に観測されていた通常の値よりも高い放射線量を計測しました。
また、▽南相馬市では、正午などに1時間当たり1.00マイクロシーベルト、▽いわき市では、午前5時に1時間当たり0.79マイクロシーベルトと、通常の値よりもやや高い放射線量を計測しました。
宮城県では、▽福島第一原発から北東に120キロほど離れた女川町の女川原発で、午前2時40分に1時間当たり0.57マイクロシーベルト、茨城県では、▽北茨城市で、午前11時に1時間当たり0.64マイクロシーベルト、▽水戸市で、午前2時20分に1時間当たり0.20マイクロシーベルトと、いずれも通常よりやや高い数値を計測しました。
また、栃木県宇都宮市や群馬県前橋市、神奈川県川崎市、横須賀市、茅ヶ崎市、東京の新宿区、さいたま市、千葉県市原市の、それぞれの観測地点などでも、通常よりもやや高い数値を計測しました。
しかし、大気中の放射線量はほとんどの地点で減り続けていて、これらの数値の放射線を浴びたとしても、健康に影響が出るレベルではないということです。
一方、札幌市、青森市、秋田市、岩手県盛岡市、山形市、静岡市、新潟県柏崎市、甲府市、長野市などでは、引き続き、通常より高い放射線量は計測されませんでした。

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