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3月30日のニュース

モニタリング調査 拡大を検討

枝野官房長官は記者会見で、福島第一原子力発電所の敷地内の土壌から微量のプルトニウムが検出されたことについて、原子力発電所の外にも範囲を広げてモニタリング調査を行うことを検討する考えを示しました。
この中で、枝野官房長官は、福島第一原子力発電所の敷地内の土壌から微量のプルトニウムが検出されたことについて、「プルトニウムは大変重い物質なので、周辺地域のモニタリングができていれば、それより遠いところのリスクは小さいと報告を受けている。国民の心配も大きい点なので、念を入れて、専門家に意見を聞いているところだ」と述べ、原子力発電所の外にも範囲を広げてモニタリング調査を行うことを検討する考えを示しました。
また、枝野長官は、「原子力緊急事態」が宣言されている福島第二原子力発電所について、「原子炉も、使用済み核燃料を保管するプールも、冷却がしっかりできる状況だが、バックアップの部分に損傷がある。燃料棒の状態には問題ないが、バックアップのシステムについて復旧を急がせている状況だ」と述べました。

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