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3月30日のニュース

大気中の放射線量 減少続く

各地の自治体で30日午前9時までに観測された大気中の放射線量は、福島県や茨城県などほとんどの地点で減り続けています。
30日午前0時から午前9時までの各地の観測によりますと、福島県では、▽福島第一原子力発電所から北西に65キロほど離れた福島市で午前8時に1時間当たり3.32マイクロシーベルト、▽郡山市では午前3時に1時間当たり2.55マイクロシーベルトと、震災の前に観測されていた通常の値よりも高い放射線量を計測しました。
また、▽南相馬市では午前9時などに1時間当たり0.92マイクロシーベルト、▽いわき市では午前2時に1時間当たり0.85マイクロシーベルトと、通常の値よりもやや高い放射線量を計測しました。
宮城県では、▽福島第一原発から北東に120キロほど離れた女川町の女川原発で午前1時20分に1時間当たり0.62マイクロシーベルト、茨城県では、▽北茨城市で午前1時50分などに1時間当たり0.69マイクロシーベルト、▽水戸市で午前3時50分に1時間当たり0.21マイクロシーベルトと、いずれも通常よりやや高い数値を計測しました。
また、栃木県の宇都宮市や群馬県の前橋市、神奈川県の川崎市と横須賀市、それに茅ヶ崎市、東京の新宿区、さいたま市、千葉県市原市のそれぞれの観測地点などでも、通常よりもやや高い数値を計測しました。
しかし、大気中の放射線量はほとんどの地点で減り続けていて、これらの数値の放射線を浴びたとしても健康に影響が出るレベルではないということです。
一方、札幌市、青森市、秋田市、岩手県の盛岡市、山形市、静岡市、新潟県の柏崎市、甲府市、長野市などでは、引き続き、通常以上の放射線量は計測されませんでした。

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