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3月20日のニュース

“3号機 なお予断を許さず”

枝野官房長官は、20日午後の記者会見で、福島第一原子力発電所の3号機について、消防や自衛隊の放水が一定の効果を上げているものの、なお予断を許さない状態が続いているという認識を示しました。
この中で枝野官房長官は、福島第一原子力発電所の3号機で、容器内の放射性物質を含む気体を外に放出して圧力を下げる作業が予定されていたことについて、「原子炉の入った格納容器の圧力の数値が上昇したことから、万全を期すため、圧力を降下させるための検討や準備を進めてきたが、直ちに放出する必要がなくなった。今後、モニタリングを注視し、必要な準備を進めていきたい」と述べ、容器内の気体の放出は当面、行わないことを明らかにしました。
そのうえで、枝野長官は「ここまでのさまざまなデータや状況から考えると、原子炉に一定の注水がなされているのは、ほぼ間違いない。これ以上の悪化を食い止めるべく、ぎりぎりの努力をして、一定の効果を上げている。ただ、予断を許す状況ではなく、これで一気に事態が改善していくような楽観的な想定には立っていない。緊張感を持って、しっかりと対応することが求められている」と述べ、3号機はなお予断を許さない状態が続いているという認識を示しました。
さらに、枝野長官は、福島第一原子力発電所について「政府として断定的なことは言えないが、原子炉の客観的な状況として、再び稼働できる状況かどうかは、はっきりしている」と述べ、事態が収束しても再稼働することは難しく、廃炉になるという見通しを示しました。

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