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3月20日のニュース

3号機圧力上昇 気体放出へ

福島第一原子力発電所3号機の原子炉の入った格納容器の圧力が上昇しているため、安全に万全を期すため、容器内の気体を外に放出して圧力を下げることになりました。
経済産業省の原子力安全・保安院によりますと、この際に放射性物質を含む空気がこれまでよりも外部に多く出ることが考えられ、放射線量が高くなる可能性があるということです。
原子力安全・保安院によりますと、3号機では原子炉を冷やすため、海水を注入する作業を続けていますが、原子炉を覆う格納容器の中の圧力が上昇しているということです。
格納容器は、原子力発電所で事故が起きた際に放射性物質を外に漏れ出ないよう閉じ込める重要な役割を持つ施設で、容器の破損を防ぐため、圧力を下げる作業を行うということです。
原子力安全・保安院によりますと、格納容器の中には放射性物質を含む空気が入っていて、まずは格納容器の圧力を調節するサプレッションプール=圧力抑制室の中の水を通して、放射性物質を減らしてから外に放出する方法を試みるということです。
しかし、この方法で圧力が下がらない場合は直接、外に空気を放出するということで、その際は、外部に出る放射性物質の量が増え、放射線量が高くなる可能性があるということです。
原子力安全・保安院によりますと、空気を直接放出する措置を実際に行えば、今回が初めてで、放射性ヨウ素の放出量がこれまでより増えると予想されるということです。
東京電力の福島事務所によりますと、この措置によって、放水と電源の復旧作業を行っている人たちをいったん退避させてから格納容器の圧力を下げる作業を行うということです。
原子力安全・保安院は、「今回の作業で、外部に放出される放射性物質が増えることになるが、東京電力でも議論した結果、やむをえない判断だということになった」としています。

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