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3月19日のニュース

検出された食品の放射線量

厚生労働省によりますと、食品衛生法の暫定基準値を超える放射線量が検出されたのは、福島県で18日までの3日間に採取された原乳と、茨城県の6か所で18日に採取されたほうれんそうです。
原乳は、原発からおよそ47キロ離れた福島県川俣町の牧場で採取されたもので、これまで3回の検査でヨウ素が暫定基準値の300ベクレルを超えたということです。
このうち、16日の1回目の検査では、基準のおよそ4倍の1190ベクレル、17日はおよそ5倍の1510ベクレル、18日はおよそ3倍の932ベクレルを、それぞれ検出したということです。
ほうれんそうについては、いずれも18日に採取されたもので、暫定基準値はヨウ素が2000ベクレル、セシウムが500ベクレルですが、原発から中心部までの距離が84キロの高萩市で採取されたものはヨウ素がおよそ8倍の1万5020ベクレル、セシウムが524ベクレルでした。
また、中心部までの距離が98キロの日立市で採取されたものは、ヨウ素がおよそ7倍の1万4500ベクレルでした。
中心部までの距離が108キロの常陸太田市で採取されたものは、ヨウ素がおよそ4.5倍の8830ベクレル、中心部までの距離が94キロの大子町で採取されたものは、ヨウ素がおよそ3倍の6100ベクレル、中心部までの距離が113キロの東海村で採取されたものは、ヨウ素がおよそ5倍の9840ベクレル、中心部までの距離が122キロのひたちなか市で採取されたものは、ヨウ素がおよそ4倍の8420ベクレルだったということです。

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