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3月18日のニュース

5・6号機 水温上昇で監視

福島第一原子力発電所の、5号機と6号機の使用済み燃料プールの水温が少しずつ上がっていることから、東京電力は、非常用タンクから水をつぎ足す対策を取りながら監視を続けています。
福島第一原発では、使用済み燃料を保管するプールの水が冷却できないために、3号機や4号機で水の蒸発や爆発が相次ぎ、放射性物質の放出が続く深刻な事態に陥っています。
一方、津波が発生したときに定期検査中で停止していた5号機と6号機でも、使用済み燃料プールの水が冷却できない状態が続いています。
東京電力によりますと、5号機には燃料が946本、6号機には876本、それぞれプールに保管されています。
プールの水温は、17日午後5時の時点で5号機で64度5分、6号機で64度と、2日前の15日の午前中と比べると、いずれも9度5分上がっています。
このため東京電力では、水温が上昇を続けた場合、水が蒸発してプールの水位が下がるおそれもあることから、非常用のタンクから断続的に水をつぎ足す対策を取りながら監視を続けています。

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