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3月13日のニュース

福島第一原発3号機 緊急事態の通報

福島県にある福島第一原子力発電所3号機について、東京電力は、原子炉を冷やすために水を送る手段がなくなったとして、原子力災害対策特別措置法に基づいて国に対し「緊急事態」を知らせる通報を行いました。
東京電力では、格納容器内の圧力を下げるため午前8時41分、内部の空気を抜き始めたということです。
東京電力の福島第一原発3号機では、原子炉を冷やすために水を送る装置が止まり、別の手段でも炉内に水を送ることができなくなくなりました。
このままの状態が続くと原子炉の中の圧力が高まり、危険な状態が続くとして、東京電力は原子力災害対策特別措置法に基づいて国に対し「緊急事態」を知らせる通報を午前6時前に行いました。
東京電力では、格納容器内の空気を外部に放出する作業に向けて準備を進め、午前8時41分に空気を放出したということです。
格納容器内の空気を放出する作業は12日、福島第一原発1号機で行われています。
この地震で、国に「緊急事態」を知らせる原子力災害対策特別措置法に基づく、いわゆる「15条通報」がこれまでに行われたのは、▽11日の福島第一原発1号機、2号機、▽また12日の福島第二原発の1号機と2号機、4号機で、今回の福島第一原発3号機は、6基目となります。

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