ひどい雨などで災害の危険があるとき、市や町や村は「避難勧告」や「避難指示」という情報を出します。「避難勧告」は、避難を始めてほしいときに出ます。「避難指示」が出るときは、避難を始めるときは過ぎているので、安全に気をつけてすぐに避難することが必要です。
国は、去年の台風19号などで被害があった所の人たちに、この2つの情報の意味を知っているか聞きました。
答えた3000人ぐらいの中で、どちらも正しくわかっていた人は17.7%だけでした。避難しなければならないのはいつか聞くと、「避難指示」と答えた人は40%、「避難勧告」と答えた人は26.4%でした。「避難指示」が出るまで避難を始めない人が多いことがわかりました。
専門家は「避難勧告が出ても避難を始めない人が多いので、2つではなくて1つの情報にする必要があるかもしれません」と話しました。