国立こくりつがん研究けんきゅうセンターや大阪おおさか大学だいがくのグループは、働はたらく時間じかんと「心筋しんきん梗塞こうそく」の関係かんけいを研究けんきゅうしました。心筋しんきん梗塞こうそくは心臓しんぞうに血ちが流ながれにくくなって亡なくなることもある病気びょうきです。

グループは、４０歳さいから５９歳さいの男性だんせい、約やく１万まん５０００人にんを２０年ねん調しらべました。１日いちにちに働はたらく時間じかんが７時間じかん以上いじょうで９時間じかんより短みじかい人ひとたちと、ほかの人ひとたちを比くらべました。１日いちにちに１１時間じかん以上いじょう働はたらく人ひとは、突然とつぜん、心筋しんきん梗塞こうそくになる可能性かのうせいが１．６３倍ばい高たかくなりました。５０歳さいから５９歳さいで長ながい時間じかん働はたらく人ひとは、２．６倍ばい高たかくなりました。

長ながい時間じかん働はたらく人ひとは十分じゅうぶん寝ねていないために、疲つかれたりストレスが増ふえたりすることが原因げんいんだとグループは考かんがえています。大阪おおさか大学だいがくの磯いそ博康ひろやす先生せんせいは「長ながい時間じかん働はたらく生活せいかつをずっと続つづけていると、定年ていねんで仕事しごとをやめたあとに心筋しんきん梗塞こうそくになる可能性かのうせいが上あがると考かんがえています」と話はなしています。