今年4月から法律が変わって、外国人が日本で働きやすくなります。このため、病気やけがをして病院に行く外国人が増えると考えられています。
群馬県にある通訳の団体などが、外国人のための「健康手帳」を作りました。英語やベトナム語、ポルトガル語など9つの言葉で書いた手帳があります。
手帳には、病院を紹介する場所や消防署の電話番号などが書いてあります。そのほか、自分の病気の名前や飲んでいる薬など、医者に伝えたほうがいいことを書く所もあります。インフルエンザのワクチンを受けることなど、健康のために気をつけることも書いてあります。
団体などはこの手帳を1万1000冊作って、群馬県にある日本語学校や外国人が働いている会社などで配る予定です。団体の人は「言葉がよくわからなくて病院に行くのが遅れる人がいます。みんなにこの手帳を使ってほしいです」と話していました。