大学生が選んだ愛媛の地酒の発表会

若者の日本酒離れが進む中、愛媛大学の大学生らがみずから試飲して味やラベルのデザインを評価した地酒の発表会が開かれました。

この発表会は、若者に日本酒の魅力を知ってもらおうと、愛媛大学の学生団体と、県内の11の酒蔵が協力して企画しました。発表されたのは、大学生120人あまりが愛媛の12の地酒を試飲して、味やラベルのデザインなどを評価した6つの銘柄です。このうち石鎚酒造の「石鎚純米吟醸別誂え」は、学生から味わいが最も好評で、「味わいにフルーティーさが感じられる」といった評価が多かったということです。このほか、「おかわりしたいと思った」日本酒として、水口酒造の地酒などが選ばれたということです。石鎚酒造の越智浩社長は、「若者の日本酒離れが進む中、学生たちに評価してもらえたのはうれしいです。今後もたくさんの人に愛媛のお酒を知ってもらいたい」と話していました。学生団体の代表で愛媛大学3年生の大西優太朗さんは、「愛媛にはさまざまな蔵元があり、地酒のバリエーションも豊富です。若い学生も自分の好きな日本酒を見つけられると思います」と話していました。