西条市 事業所からA重油流出

西条市にある事業所からA重油が周辺の水路や海に流出していたことが分かりました。流出した量は最大で4800リットルに上ると推計され、市や消防、それに海上保安部が除去作業を進めています。

A重油が流出したのは西条市小松町新屋敷の事業所「愛媛アスコン共同企業体」で、会社のホームページなどによりますと、アスファルトの製造やリサイクルを行う会社です。
西条市によりますと、8日夕方、市民から「畑の中の水路に油が浮いている」という通報があり、この事業所の構内にあるタンクの配管からA重油が流出したことを確認しました。
地中に埋まっていた金属製のパイプが破裂していたことから、市はここから重油が漏れ出たとみています。
事業所による推計では最大でおよそ4800リットルが周辺の水路を伝って海へ流れ出ていて、市や消防、それに海上保安部はオイルフェンスや吸着マットを設置するなどの緊急の対策を行いました。
また、消防は法律の規定に基づいて再発防止策が取られるまでこの施設の緊急使用停止を命じました。