平塚市職員が市民の個人情報漏えいなど 停職6か月懲戒処分

神奈川県平塚市は住民の個人情報を同僚2人に漏えいしたなどとして38歳の主査を10日付けで停職6か月の懲戒処分にしました。

懲戒処分を受けたのは、平塚市の38歳の男性主査です。
市によりますと、この職員は去年11月からことし1月にかけて、業務の中で知った住民1人の個人情報を、同僚2人に文書で伝えたり市の問い合わせフォームに送信したりして漏えいしたということです。
市は、漏えいした個人情報について、プライバシーに関わるとして情報の種類や内容について明らかにしていません。
また、この職員は去年7月、別の職員がログインしていた住民記録システムの端末を不正に閲覧し、同僚の親の住所を調べたうえで同僚を中傷する内容の文書を郵送したほか、平成29年度から令和3年度にかけて、およそ70人の職員の住所や生年月日などを不正に閲覧していたということです。
内部からの指摘を受けて市が調査を進め、調査に対し、職員は「個人的な興味で見てしまった」と話しているということです。
市はこの職員を停職6か月の懲戒処分にするとともに、上司などを文書による訓告の処分にしました。
平塚市の落合克宏市長は「市民の皆様の信頼を大きく失墜するもので遺憾です。深くおわびします」とコメントしています。