山陽小野田市 急患診療所を3月末で廃止へ

山陽小野田市は、夜間でも診療を受けることができる市内の急患診療所について、医師の高齢化で診療体制の維持が難しくなっているなどとして、今月末(3月)で廃止することにしました。

山陽小野田市では、夜間の急患診療について、平日の午後7時から10時半まで、東高泊の急患診療所で内科のみ対応してきました。
市によりますと、診察は20人余りの医師が交代で当たっていますが、医師の高齢化で診療体制の維持が難しくなっているほか、今年度の受診者数は1日当たり平均で1人を下回るなど、新型コロナの流行前に比べて減っているということです。
こうしたことから、山陽小野田市は、今月末で急患診療所を廃止し、新年度からは、24時間対応の「救急医療電話相談」の活用を呼びかけることにしています。
一方、小児科については、去年(令和4年)の秋から隣の宇部市の休日・夜間救急診療所に一本化しています。
山陽小野田市健康増進課の白井誓栄主任技師は、「広域での連携など、市民に安心してもらえる救急体制を整えているので、電話相談を積極的に活用してほしい」と話しています。