中学生が“生涯学習講座”を体験 山陽小野田市
中学生が、生け花や手芸など地域交流センターの生涯学習講座を体験する授業が、山陽小野田市で行われました。
この授業は、コロナ禍で希薄になった地域とのつながりを取り戻そうと、山陽小野田市の竜王中学校が企画し、1年生と2年生およそ130人が参加しました。
14日、地域の2つの地域交流センターで行われている、生け花や手芸・日本舞踊など9つの生涯学習講座の指導者などおよそ30人が学校を訪れ、生徒たちと交流しました。
このうち手芸の講座では、生徒たちがスポンジの型紙にちりめんを貼り付けて立体的な絵柄を作る「押し絵」に挑戦し、講座のお年寄りの手ほどきを受けながら、ことしのえと・うさぎの壁飾りなどを完成させました。
またかるたの講座では、山口東京理科大学の競技かるた部の学生たちと、百人一首の絵札をめくって獲得した札の数を競う「お坊さんめくり」という遊びを楽しみました。
手芸を体験した2年生の女子生徒は「1人でやるのは難しいけれど、地域の人に教えてもらって楽しく作ることができました」と話していました。
また指導した83歳の女性は「若い人と話しながら作業ができて、自分も若返ったようです」と喜んでいました。