今月に入り林野火災や畑の火事が相次ぐ 山形県は警報を継続

今月に入ってから県内では林野火災や畑などでの火事が相次いでいることから、県は警報を継続し、火の取り扱いに十分注意するよう呼びかけています。

県によりますと、林野火災や畑などでの火事は先月31日から今月17日までで35件発生しています。

このうち、畑や河原などで枯れ草や枝を燃やした際に周辺に燃え広がった火事は23件起きていて、軽いけがをした人が1人、熱中症の疑いで搬送された人が1人います。

県は、今月7日から「林野火災野火等多発警報」を出していて、林野火災や畑などでの火事が相次いでいることから、今月27日まで警報を継続することを決めました。

産業廃棄物処理法では、野外で廃棄物を燃やすことは原則、禁止されていますが、県は「農業などやむを得ない場合は、事前に消防署に届け出を行い、消火用の水が入ったバケツなどを準備してほしい」としています。

その上で、県は、強風や空気の乾燥時にたき火や野焼きをしないこと、枯れ草の近くなど火災が起こりやすい場所ではたき火をしないことを呼びかけています。

また、たき火などをするときは、その場を離れずに完全に火を消すことなど、火の取り扱いに十分注意するよう呼びかけています。