山形地裁・家裁 中平健新所長会見「IT化で審理の迅速化を」
山形地方裁判所と家庭裁判所の新しい所長に就任した中平健氏が会見を開き、「書面の電子化などIT化によって、審理の迅速化や合理化をさらに進めたい」と抱負を述べました。
中平氏は横浜市出身の61歳。
知的財産高等裁判所や東京高等裁判所の判事などを務め今月11日付けで山形地方裁判所と家庭裁判所の新しい所長に就任しました。
中平氏は24日、山形地方裁判所で会見を開き、「去年から山形地裁でウェブ会議による争点整理手続きが始まったが、書面の電子化などIT化によって、審理の迅速化や合理化をさらに進めたい」と抱負を述べました。
続いて、成人年齢の引き下げなどに伴い、ことしから18歳や19歳の若者も裁判員裁判の裁判員に選ばれる可能性があることに触れ、「裁判官が学校などに行き、裁判員制度はこういう制度だということをさらに広報していくことが考えられる」と述べ、制度の周知により力を入れていく方針を示しました。
また、山形県での勤務は初めてだということで、「歴史を感じさせる名所が多く、自然豊かで、すばらしいところだ。おいしいラーメンもたくさんあるということなので楽しみにしている」と話しました。