天童市の新年度当初予算案 将棋の駒で町おこし重点に
天童市の新年度当初予算案は、将棋での町おこしなどに重点を置き、一般会計の総額で277億円余りと今年度に次ぐ過去2番目の規模となりました。
天童市の新年度・令和5年度の当初予算案は、一般会計の総額で277億8000万円と、今年度の当初予算より1億5000万円、率にして0.5%減りましたが、今年度に次ぐ過去2番目の規模となりました。
主な事業として、生産量が日本一を誇る将棋の駒を生かした町おこしをより一層進めるため、JR天童駅前に将棋にまつわるモニュメントを整備する費用に4000万円。
市民から公募で寄せられた将棋の駒を題材にした作品の設置に900万円。
それに、春の風物詩となっている「人間将棋」の会場セットのリニューアルに845万円となっています。
また、ことし本格的な販売が始まるさくらんぼの新品種「やまがた紅王」の苗木を農家が購入する費用の一部を補助するため、375万円を計上しています。
天童市は「将棋にこだわった街づくりをさらに推し進めるとともに、さくらんぼ生産においては『やまがた紅王と言えば天童』と呼ばれるよう、生産量1位を目指したい」とコメントしています。
天童市の新年度当初予算案は、今月27日に開会する予定の定例市議会に提出されます。