山辺町課長 現金9万円盗んだ疑い 停職6か月の処分

山辺町役場に勤める50代の課長が、ATMにあったポーチを持ち去り中に入っていた現金9万円を盗んだとして、町は課長を停職6か月の懲戒処分にしました。

懲戒処分を受けたのは、山辺町役場に勤める50代の男性課長です。

町によりますと、この課長は去年3月23日、山形市内のATMで置きっぱなしになっていたポーチを持ち去り、中に入っていた現金9万円を盗んだ疑いで書類送検されました。

ポーチの持ち主とは被害額の弁済などで示談が成立し、課長は去年10月に不起訴処分となりました。

町には先月、報告があり、調査に対し、課長は「魔が差してポーチを持ち去ってしまった。現金は自分の借金の返済にあてた」と話していたということです。

町は、公務員としてあるまじき行為で町民の信頼を大きく損なう行為だとして、今月27日付けで課長を停職6か月の懲戒処分にしました。

山辺町の安達春彦町長は「多くの方々の信用を失墜する不祥事が発生したことを心からおわび申し上げます。今後は、全職員に法令順守と服務規律の徹底を図り、再発防止に努めます」とコメントしています。