冬野菜「根みつば」の出荷始まる 真室川町

鍋物などに欠かせない冬の野菜「根みつば」の出荷が真室川町で始まりました。

真室川町の「根みつば」は根がついたまま出荷するため新鮮な状態を長く保つことができ、しゃきしゃきとした食感が特徴です。

真室川町では冬に出荷できる農産物として35年ほど前から「根みつば」の栽培に取り組んでいます。

このうち、高橋喜太郎さんの農業用ハウスでは畑から移して栽培されてきたみつばが高さ40センチほどになり、今月16日から出荷が始まりました。
高橋さんは根がついたままのみつばを苗床から取り出し、ていねいに水洗いして袋に詰めていました。

高橋さんによりますと、去年8月の水不足で畑に植えた苗の半分が枯れたため出荷量は例年の4分の1ほどですが、秋に天気が持ち直したことで品質のよいみつばができたということです。

高橋さんは「茎が太くおいしいみつばに育ったので、鍋物とか卵とじなどで食べてほしい」と話していました。

「根みつば」の出荷は今月25日ごろまで続きます。