山辺町でニット製品の即売会
全国有数のニット製品の産地、山形県山辺町で地元で作られたニット製品の即売会が行われました。
10以上のニットメーカーが町内にあるなど、全国有数のニット製品の産地として知られる山辺町は、12月10日を、語呂合わせで「いつでもニットの日」と定めていて、毎年、この日の前後にイベントを行っています。
18日は地元で生産されたニット製品を販売するイベントが町内のホールで開かれ、6つのメーカーが作ったセーターやカーディガンなどおよそ1800点が並びました。
メーカーによりますと、百貨店でおよそ6万円で販売されるセーターが1万3千円の値段で出されるなど、通常の価格より大幅に安い価格で買えるとあって訪れた人たちは、いくつも試着したり、購入したりして、イベントを楽しんでいる様子でした。
訪れた山形市の40代の男性は「試着したら暖かさがほかのものと違う。コロナで家にいる時間が多かったが、家族で着て出かけたい」と話していました。
即売会を企画した地元のニットメーカーで作る「山辺ニット同業会」の鈴木健一会長は「原料は去年よりも2割から3割ほど高くなっているが、即売会ではメーカーの協力を得て安い価格で提供できた」と話していました。