大石田町の治水対策で住民説明会 新しい橋の整備方針示す
おととし7月の豪雨で最上川が氾濫するなどして住宅に被害が出た大石田町で国と県が行う治水対策について住民説明会が行われ、老朽化した大石田大橋に代わる新しい橋の整備方針が示されました。
大石田町では、最上川流域の氾濫を防ごうと国と県による治水対策が行われていて、最上川にかかる大石田大橋は建設から92年が経過し老朽化が進んでいることから、堤防の整備とあわせて橋の架け替えについても検討されてきました。
31日夜は、大石田町のホールで国土交通省新庄河川事務所が説明会を行い、町民155人が参加しました。
この中で、大石田大橋が架かっている現在の場所からおよそ30メートル下流のところに新しい橋を架け替える方針が示されました。
この理由について国の担当者は、橋の整備に伴って移転が必要になる住宅の数が少ないことなどを説明していました。
国は詳細な設計を行い、移転が必要になる住宅を決めたうえで、来年2月をめどに住民説明会を開くことにしています。
参加した70代の男性は「地元住民と連携しながら整備を進めてほしい」と話していました。
また、国土交通省新庄河川事務所山影修司副所長は「町民の意見をできるだけ反映していきたい」と話していました。