水害に備えて 児童が「マイ・タイムライン」作り 大石田町

最上川沿いにある大石田町の小学校で、水害に備えて避難のタイミングなどをあらかじめ決めておく「マイ・タイムライン」を作る授業が行われました。

大石田町では2年前の豪雨で最上川が氾濫し、多くの住宅に被害が出たことから、児童みずから避難行動をとれるように国土交通省の新庄河川事務所と町立大石田小学校が授業を開きました。

この授業にはおよそ20人の4年生が参加し、児童たちは5つのグループに分かれるとそれぞれ「マイ・タイムライン」作りに取り組みました。

このうち、小学校近くに住んでいるグループでは、自治体が発表する避難情報などをもとに避難するタイミングを決め、避難先までの道順や避難する時に持ち出す物の確認などを行っていました。

そして、避難行動を時系列で用紙に書き込み、「マイ・タイムライン」を仕上げていました。

参加した男子児童は「水害や災害の時に役立てていきたいです」と話していました。

町立大石田小学校の鈴木敦夫校長は「実際に避難しなければならない時には、自分1人でも命を守るための行動をとって避難してほしいです」と話していました。