白鷹町出身の洋画家 梅津五郎の絵画展

白鷹町出身で鮮やかな色彩などに特徴がある洋画家、梅津五郎の絵画展が出身地の白鷹町で開かれています。

白鷹町出身の梅津五郎は、日展の参与なども務めた洋画家で、作品のうちおよそ120点が白鷹町に寄贈され、保管されています。

絵画展は、「白鷹町文化交流センターあゆーむ」で毎年1回のペースで行われていて、ことしは、初めて日展に入選した1946年の作品や亡くなる前の年に制作された作品など27点が展示されています。

このうち「調理場」は、梅津が上京後に働いていた中華料理店の厨房を描いたもので、調理で使う中華鍋など日常の風景が描かれています。

また、白鷹町文化交流センターで初めて展示された「月山への道」は、残雪がある月山や空にうかぶ雲など、白や青、黄色などの色を使い力強いタッチで描かれています。

絵画展に訪れた米沢市の70代の男性は、「梅津さんの絵画展は、何回か見に来ていました。力強さなどを感じる作品が多くパワーをもらいました」と話していました。

白鷹町文化交流センターの橋本淳一館長は、「梅津さんは、白鷹町を代表する洋画家で、作品は非常に絵のバランス感覚がすぐれていて、重量感が特徴的です。ぜひ足を運んで見て欲しい」と話していました。

この絵画展は「白鷹町文化交流センターあゆーむ」で30日まで開かれています。