大石田町 公共工事入札めぐる違約金訴訟 2審始まる

大石田町が発注した公共工事の入札をめぐり、工事を受注した建設会社に町が違約金の支払いを求めた裁判の2審が始まり、町側は2つの建設会社に改めて合わせて3億円余りの違約金の支払いを求めました。

大石田町が発注した、町民交流センター「虹のプラザ」と、尾花沢市消防署大石田分署の公共工事の入札をめぐって、おととし、元副町長が官製談合防止法違反や収賄などの罪で、工事を受注した山形市の山形建設の元専務取締役が贈賄などの罪で有罪判決を受けました。

受注側の山形建設と尾花沢市の本間建設が、工事の契約で定められている違約金について、一部しか支払いに応じなかったことから、町は残る合計3億8000万円余りの支払いを求めています。

1審の山形地方裁判所はことし3月、町が求めていた額の一部にあたる合わせて5900万円余りの支払いを2社に命じる判決を言い渡しましたが、町は判決を不服として控訴しました。

20日、仙台高等裁判所で2審が始まり、町は改めて3億8000万円余りの支払いを求めました。

一方、山形建設らの付帯控訴状などによりますと、山形建設と本間建設はいずれも請求の棄却などを求めたほか、山形建設は「町側の利益のために行われた不正にもかかわらず町が違約金を請求するのは権利の乱用にあたる」などとして、これまでに町に支払った8300万円余りの返還も請求しているということです。

裁判は即日結審し、判決は8月31日に言い渡される予定です。