戸沢村議会 議員の辞職勧告決議を可決も「辞職の考えなし」

地域団体の代表を務めていた戸沢村の村議会議員が、団体に交付された交付金の一部をみずからの口座に移し、20人余りに日当を支払っていなかった問題で、村議会は7日、この議員に対する辞職勧告決議を全会一致で可決しました。
しかし、決議に法的な拘束力はなく、議員は辞職する考えはないことを表明しました。

戸沢村議会の荒川健一議員(68)はことし4月会見を開き、みずからが代表を務めていた地域団体におととしから去年にかけて国から交付された交付金およそ230万円のうち、84万円をみずからの口座に移し合わせて22人に日当を支払っていなかったうえ、うその領収書を作成して村に提出していたことを明らかにしました。

22人に対する日当はこれまでに全額支払われ、地域団体は解散することが決まっています。

7日開かれた村議会の本会議で荒川議員に対する辞職勧告の決議案が提出され、採決の結果、全会一致で可決されました。

しかし、決議に法的な拘束力はなく、報道陣の取材に応じた荒川議員は「ご迷惑をおかけし、反省している。議員はやめずに仕事に精進していく」と述べ、議員辞職する考えはないことを表明しました。

加藤文明議長は「村民に対し真摯に反省した姿勢を見せるためにも、辞職勧告の決議を速やかに受け入れてほしい」と話していました。