自民党県連の懇親会に複数の女性ダンサー 県議の処分検討

去年、和歌山市内で開かれた関西の自民党の地方議員らの懇親会に複数の女性ダンサーが招かれていたことがわかり、自民党和歌山県連は不適切だったとして、女性ダンサーを呼んだ和歌山県議会議員の処分を検討しています。

自民党和歌山県連などによりますと、去年11月に、県連の青年局が主催して、関西の自民党の地方議員や国会議員が参加した「青年局近畿ブロック会議」が和歌山市内のホテルで開かれました。
この会合に続いて開かれた懇親会にはおよそ50人の地方議員や国会議員などが参加しましたが、この中で、余興として、5人の女性ダンサーが招かれ、露出の多い衣装を着て踊り、ダンサーの体に触った議員もいたということです。
この女性ダンサーらは、自民党和歌山県連で青年局長を務める川畑哲哉 和歌山県議会議員が呼んだということで、自民党和歌山県連は不適切だったとして、川畑議員から詳しい事情を聞いて処分を検討しています。
川畑県議会議員は8日、自民党和歌山県連に青年局長の辞職願を提出したということで、NHKの取材に対し「和歌山県出身で世界でも活動しているダンサーを知ってもらおうと思い、企画したが、誠に申し訳なく思っている」と話していました。
この問題で、自民党の青年局長を務める藤原崇・衆議院議員は、出席していたにもかかわらず不適切な会合をやめさせなかった責任を取りたいとして、8日、青年局長の辞表を提出し、受理されました。