和歌山 インフルエンザ患者数 10.76人 注意報基準超

和歌山県は、県内のインフルエンザの患者数が増えて、流行の注意報の基準を超えたと発表しました。
10月に注意報レベルになるのは14年ぶりで、県は、感染予防対策の徹底を呼びかけています。

県によりますと、今月(10月)22日までの1週間に県内49の医療機関から報告されたインフルエンザの患者の数は527人でした。
1つの医療機関あたりでみると、平均の患者数は10.76人で、流行の注意報の基準の10人を上回りました。
10月にインフルエンザの流行が注意報レベルになるのは、2009年に新型インフルエンザが流行した時以来だということです。
県健康推進課は、「インフルエンザの流行は今後さらに拡大し、長期間続くことも考えられる。症状がある場合は積極的に医療機関を受診してほしい」と話していました。
一方、新型コロナの感染状況では、今月22日までの1週間に県内49の医療機関から報告された患者の数は、前の週より34人増えて208人となりました。
1つの医療機関あたりの平均の患者数は4.24人で、前の週より0.69人多くなっています。
保健所別にみますと、海南で13.33人、田辺で7.86人、岩出で4.33人、新宮で3.67人、橋本で3.5人、湯浅で2.75人、御坊で2.67人、和歌山市で2.33人、串本で0.5人、になっています。