「ビッグモーター」 への立ち入り検査 県内では行われず

中古車販売会社「ビッグモーター」の問題をめぐり、国土交通省は28日、全国一斉に各地の事業所の立ち入り検査を行いましたが、和歌山県内にある3つの事業所の検査は行われませんでした。

「ビッグモーター」をめぐっては、修理費用を水増しし、保険金を不正に請求していた問題などが発覚しています。
これを受け、国土交通省は、ビッグモーターの特別委員会の報告書で、問題が指摘された全国34の事業所を対象に28日、一斉に立ち入り検査を行いました。
関西地方でも、▼「京都伏見店」、▼奈良県の「天理店」、▼滋賀県の「彦根店」で検査が行われました。
和歌山県でも、和歌山市に2つ、岩出市に1つの合わせて3つの事業所がありますが、今回の検査は、依頼を受けていない整備などに対する料金請求を禁じた、道路運送車両法に違反していないかどうかを確認する目的で行われていて、その検査対象にはなりませんでした。
一方、「ビッグモーター」が、店舗の前で除草剤をまいて各地で街路樹などを枯らしていたことが明らかになったことを受け、県内では、県と、和歌山河川国道事務所が、これまでに国道や県道沿いにある県内3つの事業所付近の道路などの調査を行っています。
この結果、いずれも街路樹が枯れるなどの影響は確認されていないということです。