白浜町のテーマパークのパンダ３頭 無事に中国・成都に到着

白浜町のテーマパークで飼育されていたジャイアントパンダ３頭は２３日未明、返還先の中国・成都に到着しました。
３頭とも健康状態は良好だということです。

２３日、中国に到着したのは、白浜町のテーマパーク、アドベンチャーワールドで飼育されていたジャイアントパンダ３頭で、３０歳のオスの「永明（えいめい）」と、８歳のメスの双子「桜浜（おうひん）」と「桃浜（とうひん）」です。
３頭は２２日、専用の飛行機で関西空港を出発したあと、日本時間の２３日午前０時すぎ、中国の成都の空港に到着したということです。
テーマパークによりますと、「永明」は差し入れられた竹を食べ、到着したあとはぐっすり眠っていたということです。
また、「桜浜」には少し疲れが見えたものの落ち着いていたほか、「桃浜」は到着後、周りを気にしていましたが、しばらくすると落ち着いたということです。
３頭とも健康状態は良好だということです。
このあと３頭は検疫のための施設でしばらく健康状態を確認したうえで、問題がなければ成都にあるパンダの繁殖研究基地で飼育されることになっています。
今後、「永明」はジャイアントパンダの研究のために、８歳で適齢期を迎えている「桜浜」と「桃浜」は繁殖のために、それぞれ中国での活躍が期待されています。