九度山町 “最高級ブランド”「甘熟富有柿」出荷始まる
全国有数の柿の産地、和歌山県北部の九度山町で地元が最高級ブランドとして売り出している、完熟した甘い富有柿の出荷が始まりました。
九度山町では、22軒の農家が実を1つずつ袋がけして、木の上でぎりぎりまで熟させる方法で栽培する「甘熟富有柿」を、最高級のブランドとして売り出しています。
6日はこの柿を今シーズン初めて出荷する作業が、地元の「JA紀北かわかみ」の選果場で行われました。
選果場には、真っ赤に色づいた柿が運び込まれ、センサーで糖度を測って18度以上のものを厳選して仕分けていきました。
1つの箱には6個前後が詰められ、主に東京や大阪の百貨店などで1箱あたり2万円ほどで販売されるということです。
「JA紀北かわかみ」の中谷裕一さんは「ことしは天候に恵まれ、いいものに仕上がっています。最高級の柿を皆さんに食べてもらいたいです」と話していました。
「甘熟富有柿」の出荷作業は12月17日ごろまで続きます。