九度山町 小学生が服を着たままプールへ 溺れない方法学ぶ

夏休みを前に海や川での事故を防ごうと、九度山町の小学校で、子どもたちが服を着たままプールに入り、溺れないようにする方法を学びました。

この教室は、九度山町の九度山小学校のプールで開かれ、5年生およそ20人が参加しました。
講師は、日本赤十字社和歌山県支部の職員が務め、子どもたちは、海や川で溺れそうになった場合の対処方法について説明を受けていました。
そして、実際に体操服姿でプールに入り、たっぷりと水を含んだ服の重さを体感したほか、手足を広げて力を抜くことで体が浮き、呼吸ができることを学んでいました。
また、溺れないようにするために、ペットボトルなどを浮き輪代わりにして、体を浮かせられることも教わっていました。
参加した男子児童は、「服を着て水に入った時は泳がずに、浮いたまま助けを呼びます」と話していました。
女子児童は、「ペットボトルを使うと浮くというのは意外でした」と話していました。
教室を開いた県青少年男女共同参画課の操本隆紀 主任は、「夏休みに向けて、水の事故にあわないように気をつけてほしいと思います」と話していました。