パワハラで部下自殺 和歌山北警察署元署長と元副署長懲戒処分

パワーハラスメントを部下の男性職員に対して繰り返したなどとして、和歌山県警察本部は、和歌山北警察署の元署長ら2人を懲戒処分にしました。
男性職員はことし3月、自殺しました。

処分を受けたのは、去年3月からことし3月まで和歌山北警察署で署長だった湊隆弘警視と副署長だった馬倉実警視です。
和歌山県警察本部によりますと、湊警視は、部下の男性職員に対して、会議で叱責するなどのパワハラを繰り返したほか、馬倉警視も職員が精神的に不安定になっているという報告を受けたにも関わらず、適切な対応をとらなかったということです。
この職員は、ことし3月、警察署内で自殺を図っているのが見つかり、病院に搬送されましたが、その後、死亡しました。
男性職員は、上司との関係に悩んでいるという記録を残していたということで、県警察本部はパワハラ行為が自殺につながったとして、18日、湊警視を停職6か月、馬倉警視を減給6か月の懲戒処分にしました。
湊警視は「不適切だと言われれば返す言葉がない。責任を感じている」と話し、馬倉警視は「亡くなった職員のフォローはしていたが職場環境の改善はできていなかった」と話しています。
2人はいずれも依願退職しました。
和歌山県警察本部監察課は、「職員が自殺したことは組織として痛恨の極みであり亡くなられた職員のご冥福をお祈りするとともにご遺族ならびに県民のみなさまに深くおわび申し上げます。指導や職場環境の改善を進め信頼回復に努めます」とコメントしています。