卵で子宝祈願の日光市の寺で本尊「鶴の子観音」の特別開帳
子宝を願う人が卵をもらい、生まれたら倍にして返す習わしのある日光市の寺で26日、本尊の特別開帳が行われました。
日光市岩崎にある「岩崎観世音堂」には、子どもを授かりたい人などに御利益があるとされる「鶴の子観音」がまつられています。
26日は13年ぶりに本尊が特別開帳され、県内外から参拝者が次々に訪れて手を合わせていました。
この寺には、子宝を願う人が卵をもらい受け、生まれたら卵を倍にして返す習わしがあるということで、毎年3月と8月の祭りの際に卵の受け渡しが行われています。
26日は、朝から雨が降る中、夫婦で卵を受け取ったり子ども連れで卵を返したりする人の姿が見られました。
訪れた女性は「2人目を授かりたいと思い卵を受け取りにきました」と話していました。
また、親子4人で卵を返しに来たという男性は「子どもを授かってしっかり大きくなりましたが、コロナ禍で来られなかったのできょうお礼参りに来ました」と話していました。