特産のニラ 収穫が最盛期 上三川町
栃木県が生産量全国2位を誇るニラの収穫がピークを迎え、上三川町でも刈り取りが行われています。
栃木県は令和2年のニラの生産量が1万トン余りと高知県に次いで全国2位で、この時期、収穫の最盛期を迎えます。
なかでも鹿沼市や宇都宮市周辺は生産が盛んで、上三川町のニラ農家、津野田勝弘さんの30棟余りの農業用ハウスでは、県が開発した新品種のニラ「ゆめみどり」の収穫作業が行われています。
津野田さんは高さ40センチほどに育ったニラを鎌を使って手際よく刈り取ると、コンテナに入れていきました。
県などによりますと、ニラは刈り取ったあとも再び生えてくるため、1年で6回ほど収穫できますが、寒さが厳しいこの時期に収穫されるものは最も甘みがあって柔らかいということです。
収穫されたニラは主に県内や首都圏向けに出荷される予定です。
津野田さんは25年ほど前からニラを専門に育てているということで、「この時期は昼と夜の寒暖差で甘く柔らかいニラが育っています。今が旬の栃木のニラをぜひ食べてほしいです」と話していました。