大型連休前に旅客船の安全点検 鳥羽市

多くの利用者が見込まれる大型連休を前に、鳥羽市では旅客船の設備などの安全点検が行われました。

23日は鳥羽湾を周遊する観光船などを運航する会社に中部運輸局鳥羽海事事務所や海上保安部などの職員10人余りが訪れました。
そして観光船に乗り込み、救命胴衣や救命用のいかだが設置してあるかを確認したり、運航記録が適切に記入されているかなどをチェックしていました。
このほか、無線などの通信設備が機能しているか、実際に営業所とつないで音声が聞こえるかどうか確かめていました。
鳥羽海事事務所などではこれまで夏と冬の年2回だった旅客船の安全点検を、2年前の知床半島沖で起きた観光船の事故を受けて、去年から春の大型連休前にも行い、年3回に増やしたということです。
中部運輸局鳥羽海事事務所の中村陽一所長は「知床半島沖の事故を受けて安全点検ではかなり厳しくチェックしている。お客さんにまた来たいと思ってもらえるよう引き続き安全に注意してほしい」と話していました。