WBC日本準決勝進出 湯浅京己投手の地元尾鷲市でも声援送る

野球のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックの準々決勝で、日本は16日夜、イタリアに9対3で勝って準決勝進出を決めました。
この試合、日本代表で尾鷲市出身の湯浅京己投手は登板はありませんでしたが、地元で声援を送った人たちは、準決勝以降の登板に期待を寄せていました。
1次ラウンドのグループBを4戦全勝で突破した日本は、16日夜、東京ドームで行われた準々決勝で、グループAを2位で通過したイタリアと対戦しました。
日本は、4回に岡本和真選手のスリーランホームランなどで4点を奪い、投げては先発の大谷翔平投手が、5回を投げて2失点に抑える好投を見せました。
その後も日本は得点を重ね、5人の投手リレーで相手の反撃を許さず、9対3で勝って準決勝進出を決めました。
この試合、尾鷲市出身の湯浅投手の登板はありませんでしたが、地元の飲食店には、商店街の人など約15人が集まり、テレビを通じて声援を送りました。
集まった人たちは、日本が得点を奪うたびに応援グッズを打ち鳴らして喜び、日本の勝利が決まると、一斉にクラッカーを鳴らして、準決勝進出を祝っていました。
観戦した人たちは「優勝を目指して日本代表に頑張ってほしい」とか「世界で通用する湯浅投手の熱いピッチングが見たいです」などと話していました。
観戦を呼びかけた佐々木康次さんは「本当は湯浅投手に投げてほしかったですが、勝ってくれたことが何よりです。アメリカで湯浅投手が三振を取る姿を見たいです」と話していました。