名張市 収賄の罪で起訴された職員を懲戒免職処分に
名張市は、工事の随意契約で業者の選定などをめぐって便宜を図った見返りに、ゴルフクラブの受け取ったとして収賄の罪で起訴された職員について懲戒免職の処分としました。
懲戒免職の処分となったのは、名張市都市整備部の営繕担当室長、中西隆之被告(52)です。
中西被告は放課後児童クラブの電気工事の随意契約をめぐり、便宜を図った見返りにゴルフクラブ15本、46万円相当を受け取ったとして、収賄の疑いで先月逮捕され、3月7日起訴されました。
また、市の文化ホールの水道工事の随意契約でも業者の選定などをめぐり、便宜を図った見返りに去年12月、現金十数万円を受け取ったとして、収賄の疑いで再逮捕されました。
市は市民からの信頼を損ない、市の信用を傷つけたなどとして、中西被告を10日付けで懲戒免職の処分にしました。
また、管理監督の責任があったとして都市整備部の部長を減給10分の1、1か月の懲戒処分としました。
市は2月27日に内部調査委員会を立ち上げ、事件の詳細を調査し、再発防止策を検討するほか、全職員を対象としたコンプライアンス研修をことし5月に実施するとしています。