とやま生協 魚津市で“紙おむつ無料配布”へ  

魚津市内の新生児がいる家庭に紙おむつを無償で配布する子育て支援事業をとやま生活協同組合が始めることになり、27日生協の代表が市役所を訪れて支援事業の内容を説明しました。

魚津市役所を訪れたのはとやま生活協同組合の小泉謙二理事長らで、村椿市長に新年度から実施する子育て支援事業について説明しました。
それによりますとこの事業は市内の新生児がいる家庭にひと袋1500円相当の紙おむつを2回にわたって無償で配布するもので、おむつ代や配送料などは生協が負担するということです。
対象は、4月1日以降に新生児が生まれた世帯で市に出生届を出した際に配布を希望するかどうかを確認することにしています。
また、届けるのは、子育て経験のあるスタッフで、配送先で母親に声かけをして子育ての相談にも応じるということです。
とやま生協の小泉理事長は「少子化が大きな社会問題となるなかで若い世代の負担を少しでも軽減できるようにお役に立てればと思います」と話していました。
また、魚津市の村椿市長は「行政支援というかたちではなく市内の民間企業も子育てを応援していくという機運を盛り上げる意味でもありがたい取り組みです」と話していました。
とやま生協と魚津市は、防災や福祉などの分野で連携協定を結んでいて、生協が県内の自治体でこうした支援事業を行うのは初めてだということです。