魚津市で小屋が燃えるなど少なくとも4件の火事 不審火か
15日、魚津市で小屋や草むらに積まれた畳が燃えるなど少なくとも4件の火事が相次ぎ、警察は不審火の可能性もあるとみて捜査を進めています。
15日午後5時ごろ、魚津市本江で通行人から「小屋が燃えている」とか「国道8号線沿いから火が見える」などと警察や消防に通報が相次いでありました。
警察や消防によりますと、空き家の敷地内にあった小屋から火が出ていて、消防車5台が出て消火にあたり火は25分後に消し止められましたが、ほぼ全焼しました。
けが人はいませんでした。
さらに同じ時間帯にこの小屋から東に約50メートル離れた草むらに積まれた畳が燃え、消防団員が消火器で火を消しました。
また、地域住民などによりますと、国道8号線をはさんだ魚津市相木でも同じ時間帯に数十メートルの距離がある2本の木が燃える火事があり、通行人などが火を消したということです。
これらの火事が同じ時間帯に比較的近い場所で起きていることから、警察は不審火の可能性もあるとみて、消防と合同で16日午前9時から現場検証を行い火事の原因などを調べています。
現場は国道8号線近くの旧魚津市総合体育館の周辺の住宅街です。
燃えた小屋の近くに住む70代の男性は「きのうは風が強く、母屋まで燃えていたら大変でした。小屋のすぐ横の道の草も燃え広がる可能性があったと思いますが、早く消火してもらえてよかった」と話していました。
また、魚津市相木の自宅の敷地にある木が燃えたという70代の男性は「通りがかりの人たちが消火してくれたので、自宅に着いたときには火は消えていてよかった。誰かが火をつけたんじゃないかと思っている。人に迷惑をかけないでほしい」と憤っていました。