氷見市消防署員懲戒処分 最高裁2審判決取り消し審理やり直し

上司や部下に暴言や暴行を繰り返したなどとして2回の懲戒処分を受けた氷見市の元消防署員が、市に処分の取り消しや賠償を求めていた裁判で、最高裁判所は、2回目の処分は重すぎると判断した2審の判決を取り消し、名古屋高等裁判所で
審理をやり直すよう命じました。

氷見市の消防署で消防司令補だった男性は、上司や部下に暴言や暴行を繰り返したなどとして、平成29年に2回にわたって停職の懲戒処分を受けました。
男性は、処分を不服として市に取り消しなどを求める訴えを起こし、1審は、処分は妥当だったとして訴えを退けました。
一方、2審は、暴行の被害者である部下などに面会を働きかけたことに対する2回目の処分について、重すぎると判断して取り消し、20万円あまりの賠償を命じたため、市が上告していました。
14日の判決で、最高裁判所第3小法廷の長嶺安政裁判長は「2回目の処分の理由となった、部下などへの働きかけが公務員としてふさわしくない行動だったことは明らかで、2審の判断には誤りがある」と指摘して判決を取り消しました。
その上で、市が2回目の処分を決める際の手続きに問題がなかったかどうか、さらに検討する必要があるとして、名古屋高等裁判所で審理をやり直すよう命じました。