養護老人ホームの中庭でカルガモが子育て 鳥取

鳥取市の養護老人ホームの中庭に、今月(7月)、カルガモの親鳥と7羽の赤ちゃんが姿を現すようになり、施設の利用者や職員を和ませています。

カルガモの親鳥と赤ちゃんが姿を現したのは、鳥取市にある養護老人ホーム、「鳥取市なごみ苑」です。
施設によりますと、今月15日の朝、利用者から「中庭でカルガモの鳴き声がする」と連絡を受けて確かめたところ、カルガモの親鳥と7羽の赤ちゃんがいるのがわかりました。
その後もカルガモたちは姿を見せていて、赤ちゃんたちは中庭を元気よく歩き回っています。
施設を利用する男性は、「子どもが親に連れられてついて行くところがかわいらしい。無事で何事もなく育った姿を見たいです」と話していました。
赤ちゃんは、早ければ1か月ほどで羽ばたけるようになるということで、施設では、臨時に水場を設けるなどしてカルガモが過ごしやすい環境を整えたということです。
「鳥取市なごみ苑」の川口弥文所長は、「施設には喜んでいる人や、大丈夫かな、無事に巣立ってくれるかなと心配するなど、複雑な思いを持っている人がたくさんいます。無事に巣立っていける環境を作っていきたいです」と話していました。